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ステージ前に来ても、やっぱり誰もいない。
まだ来てないのかな?自分から呼び出したくせにさぁ。
そう思って回りを見回す。
あっ!
目に入ったのは、校門で会った恐そうな方の人。
…確か、霜山葉先輩。
あの時は恐くて顔なんて見れなかったけど、髪型は赤黒い髪を軽く立てて、会長同様整った顔をしていた。
うっわぁ。かっこいいかも。
…でも、恐すぎ!
先輩は腕組みをして、イライラしているのか、足を一定の間隔で揺らしている。
うわ-…近よりにくいなぁ。
流依「…あの-、私を呼び出したのはあなたですか?」
恐る恐る、勇気を振り絞って聞いてみる。
すると私に気が付いた先輩は、こっちをギロッと睨んだ。
霜山「…他に誰かいるか?」
低い声で聞き返してきた。
キレてる?!恐いよ-(泣)
流依「いっいませんよね-(汗)」
回りに誰もいないのは、見渡さなくてもわかる。
だって体育館ありえないくらい静かだもん!
霜山「ったく。俺様を5分も待たせんじゃねぇ」
そう言って私の腕をつかんで歩き出した。
流依「はい?!」
俺様?!なんだこの人!
てかどこ行くの?もう帰りたいんですけど~(泣)
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