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霜山「この学園には生徒会がある。会長を入れて男3人、女3人の計6人だ」
流依「はぁ」
だからなんだって言うんだろう。
霜山「お前少ないと思わねぇのか?ただでさえ高校生なんて問題起こすのが仕事みてぇな奴等だぞ?」
…いや、違うと思う。てかあなただって高校生ですよ?
私は心のなかで突っ込みをいれた。
直接入れたら殺されそうだし…。
霜山「そこでだ、学園長はもう一つ生徒会を作る事にした。生徒には存在を知らせず、影で生徒会と共に生徒を取り締まる裏生徒会だ」
うわー!なんかかっこいいかも!
霜山「どうだ?やってみたくなっただろ?」
流依「はい!とっても!」
…言った瞬間しまったと思った。だって霜山先輩が般若みたいにニヤッて笑ったんだもん!
私のバカ-(泣)すぐ口車に乗せられるんだから!
流依「あっあの先輩?」
霜山「なんだ」
流依「あの、今の裏生徒会の件は-…」
霜山「まさか今さらやらないとか言わねぇよな?」
そのまさかです!
面白そうだけど、そんな大役私には無理です!
霜山「言わねぇよな?」
私が答えを出す前に、もう一回聞いてきた。
しかもこっちを睨むように…。
流依「…言いません…」
こう言うしかないじゃん!もうほんとに恐すぎる!(泣)
そんな事を思っていると、先輩はまた歩き出した。
と同時に引っ張られる私。
流依「ちょ先輩!どこ行くんですか?!」
聞いてみたけど、また無視された。
流依「ちょっと霜山先輩?!」
霜山「葉」
流依「はい?」
霜山「葉でいい」
え?葉…先輩?
むーり無理無理!こんな恐い先輩名前でなんて呼べません!
流依「無理です!」
霜山「なんで」
流依「なんでって…」
恐いからなんて言えない-(泣)
霜山「なんで?」
恐い!先輩顔恐いよ!
流依「…なんでもないです」
抵抗するとなに言われるかわからないし…。
霜山「じゃぁ俺の名前は?」
さらに追い討ちをかけるように聞いてくる。
これは脅しだ-(泣)
流依「よ…葉先輩…」
葉「よくできました」
そう言って、無表情のまま私の頭をポンと叩いてまた歩き出した。
流依「///」
……なに赤くなってるんだか。私は…。
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