関ヶ原の戦い

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家康本陣では、家康を逃すべく、本多忠勝、井伊直政を中心に、寝返り組に立ち向かっていた。 忠勝は、家康の旗本衆に向かい 「早く上様を下がらせろ!」と怒鳴った。 しかし、その家康の行くてを長曽我部隊、吉川隊、安国寺隊等が塞いだ。 家康は、死を覚悟した。 「わしは、腹を切る!この事、秀忠に伝え、江戸城に戻り、正信と策を練る様に伝えよ!」 そう言うと家康は、甲冑を脱ぎ捨て、腹をかっ切り自害した。 家康自害の報は、西軍諸奨の元に走った。 東軍は総崩れとなり、名だたる武将は皆討ち取られた。 本多忠勝もその一人であった。 真田信繁は、本多忠勝の槍『蜻蛉切り』を兄信幸に届ける為に、預かった。 関ヶ原は、西軍の大勝利で幕を閉じた。
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