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「ほら、青海!なに言ってんのさ!」
さっきからオロオロと事の成り行きを見ていた白髪の女の子が割って入ってきた。青海って奴の口を両手で塞ぎ、頭を下げる
「す、すいません…こいつの言うこと気にしないでください!」
「あ、いえ…俺は大丈夫なんで」
「ホントすいませんでした。さ、行くよ青海。みんな待ってる。」
「ん゛ー!!んぐっ…んー」
「じゃぁ、私達はこれで…」
ペコリともう一度頭を下げると、その子は青海って奴の口を塞いだまま引きずるように歩きだした
俺も軽く頭を下げて見送ると彼らに背を向け、駅の方を向いた
ちょっと興味があったとか内緒。もうきっと会うことはないから…
振り返ろうとして止めた。彼らのことはもう忘れて駅に行かなきゃいけない。時計をみるとだいぶ時間をロスしていたみたいだ。
少し急ぎ足で歩き出……そうとしたんだけど
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