勇気のカケラ

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前の辺りに 座っている同じ制服の男性に近づいていき、声をかけた 昭光「ねぇ ねぇ 同じ高校だよね?」 男性「………」 その男性は無言のまま頷いた。 昭光「仲良くしてほしいんだけど嫌かな?」 男性「………」 無反応。 昭光「………、ねぇ 今日俺初めて来たんだけど…。、いろいろ教えてほしいと思って」 男性「ウザイぞ 近寄るな」 拒、拒絶された!?。 う~む、手強い…。 昭光「ふ~ん、なぜ駄目なの?」 男性「なんとなく」 昭光「………。俺は、なんとなくに負けたのか…?」 男性「うん」 昭光「なら、絶対に君と絡んでやる!」 男性「えっ?なんで?」 昭光「なんとなくに負けてたまるかっつうの!」 男性「変わった奴だな、うむ、気に入った」 昭光「何が?」 男性「何がって?君のことだよ」 昭光「君も絶対に変わった人だね」 昭光「俺は昭光っていうんだ、名前何て言うの?」」 男性「賢一」 昭光「ならケンって呼んでいい?」 賢一「う~ん、いいぜ ならアキって呼ぶぞ?」 それから、お互いの事を教え合った。 ケンは、背が高くて物静かである。 高校では隣のクラスで一度も同じクラスになったことがなかった。 塾は一年生の時から通っていたと聞いた。 なので塾の人達とは顔なじみだった。
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