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いつの間にか爆睡して時間を過ごしていたら、チャイムの音が鳴った。
もう少し眠っていたい気分だけど、目を擦りながら、姿勢を正してぼんやりとしていた目を覚まさせた。
そうした瞬間、自分の心に衝撃が走った。
ドックン…ドックン…。
まるで
全身に雷が落ちたような感覚で、胸の鼓動が強くなった。
俺の目線の先に、
目の前の席に座って、
教室の後ろの時計を見ていた
女性がいた。
俺は、刹那的にその女性に対して、一目惚れした。
そう、
その時に人生で初めて恋をした。
だが…、
一瞬と永遠は、コインの裏と表のような関係。
俺は初恋を一瞬の恋だと思ったが、
真実は、永遠の恋だったとは知らずに恋をしていた。
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