恋物語❤

ある日の出来事

「外の世界はね、今日みたいに空が青く、他の草花達の話声が賑やかだよ😃小鳥のさえずり、風の歌声😃すべてが心地良いんだ😃時には、台風🌀や強風にあおられる。車に踏まれたり、人に踏みつけられたりする。子供に花を切られたり。でも、俺達の声は人間には届かないんだよ。俺達タンポポは、根っこが深いから、花を切られたりしても、また花を咲かせる事ができるんだ。踏まれても、踏みつぶされても、何度でも立ち上がる。何度でもね。それが草花の生き方なんだよ。コンクリートの上にも花を咲かせる。根っこがある限り、枯れない限り、何度でも何度でも、繰り返し花をさかせるんだよ…」

蘭は、タンポポの話をにこやかに聞いていた

自分の知らない世界の話をたくさん聞かせてくれる

自分もタンポポになりたいとすら思うようになっていた

「でもね…」

タンポポが寂しそうに話を続ける

「タンポポは、ずっと花ではいられない。綿毛になって、鳥や風の力を借りて旅に出る指名なんだ。だから、君とずっとここで話してはいられないんだ。もし君とこのまま一緒にここにいたら、俺は死んでしまうんだよ。君は綺麗✨なまま、生きて欲しいんだ」

蘭は言葉を失った

一緒にいたい

でも生きて欲しい

複雑な気持ち