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タンポポが目を覚ますと、優しく見つめる蘭がそばにいた
「大丈夫?」
蘭はタンポポに訪ねた
「大丈夫だよ。俺タフだし。君は、こんな暑い部屋で毎日過ごしてるの?」
「そうだよ。胡蝶蘭は一定の温度が無いと生きられないから…」
「君は綺麗✨だけど、可哀想だね。自由を知らない。世の中を知らない。例え美しく、周りにちやほやされていても、世間知らずでは、自由がなければ、それ以上…
やはり俺達は、君が言ったように住む世界が違いすぎるね。君は高嶺の花。俺は草花だ」
蘭は悲しかった
初めて、傷付いた
その姿を見たタンポポは、蘭に外の世界の話を聞かせた
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