ある日の出来事

9/13

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
タンポポが目を覚ますと、優しく見つめる蘭がそばにいた 「大丈夫?」 蘭はタンポポに訪ねた 「大丈夫だよ。俺タフだし。君は、こんな暑い部屋で毎日過ごしてるの?」 「そうだよ。胡蝶蘭は一定の温度が無いと生きられないから…」 「君は綺麗✨だけど、可哀想だね。自由を知らない。世の中を知らない。例え美しく、周りにちやほやされていても、世間知らずでは、自由がなければ、それ以上… やはり俺達は、君が言ったように住む世界が違いすぎるね。君は高嶺の花。俺は草花だ」 蘭は悲しかった 初めて、傷付いた その姿を見たタンポポは、蘭に外の世界の話を聞かせた
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加