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俺は橘に、その後散々振り回され休憩する事にした。
俺がベンチに座っていると、橘がペットボトルを渡してきた。
美鈴「はい☆私からのおごり♪振り回しちゃったし;」
橘が俺の隣に座る。
渋谷「……あぁ…。ありがとう……」
ペットボトルはキンキンに冷えて、とても旨い。
美鈴「……あのさ…、渋谷くんは…好きな人いるの?」
渋谷「……いない…。興味ない…」
美鈴「嘘だ…。渋谷くん…まありの事が好きなんじゃない?」
その言葉に、俺は動けなくなってしまった。
渋谷「………えっ……?」
美鈴「朝からずっと渋谷くんといるけど、まありの事ばっか見てるし!それに、さっきだって助けに行ったんでしょ?」
知らなかった…。
俺は無意識に見ていたのか……?
渋谷「……俺は…あの人が気になるんだけ…。放っておけない…」
美鈴「それが好きって意味じゃないの?」
好き……?俺が……?
渋谷「………」
そうかも……しれない……。
俺が何故、あの人に告白したんだ…?
好きだから…。
俺があの人から目が離せないのも…。
好きだから…。
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