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まありは上を見上げた。
女子A「ギャハハハ!久しぶり☆」
Aは個室の壁をよじ登り、バケツを持って見せてきた。
あの下品な笑い方に、まありは鳥肌が出る。
女子A「早く、そこから出て来いよ」
Aに促され、震える手で鍵を開けた。
ドアを開けると、目の前にはBとCがいた。
まありはBに引っ張られ、床に倒れこんだ。
A達がまありを囲み、睨みつけてきた。
すると、そこに美鈴が入ってきた。
美鈴「まあり~?何してるの?……!あんた達、何やってるの?」
美鈴がまありを守るように間に入りこんできた。
女子A「誰だよ、お前!お前に関係ないだろ?」
女子C「一緒に可愛がってやるよ!」
グイッと美鈴は手を引っ張られた。
が、美鈴はCの手を掴むとそのまま彼女を投げ飛ばした。
女子C「……キャ…!」
美鈴「……私、こう見えて強いよ?柔道習ってるし☆」
女子B「いっ…行こ」
女子達はびっくりして、その場から消えていった。
美鈴「まあり……大丈夫…?」
まあり「……うん…。でも美鈴が柔道習ってるとは思わなかったよ……」
美鈴「昔ね☆今は何もやってないよ☆」
と意地悪な顔で笑った。
まありもつられ笑い出す。
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