第25話

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まありは上を見上げた。 女子A「ギャハハハ!久しぶり☆」 Aは個室の壁をよじ登り、バケツを持って見せてきた。 あの下品な笑い方に、まありは鳥肌が出る。 女子A「早く、そこから出て来いよ」 Aに促され、震える手で鍵を開けた。 ドアを開けると、目の前にはBとCがいた。 まありはBに引っ張られ、床に倒れこんだ。 A達がまありを囲み、睨みつけてきた。 すると、そこに美鈴が入ってきた。 美鈴「まあり~?何してるの?……!あんた達、何やってるの?」 美鈴がまありを守るように間に入りこんできた。 女子A「誰だよ、お前!お前に関係ないだろ?」 女子C「一緒に可愛がってやるよ!」 グイッと美鈴は手を引っ張られた。 が、美鈴はCの手を掴むとそのまま彼女を投げ飛ばした。 女子C「……キャ…!」 美鈴「……私、こう見えて強いよ?柔道習ってるし☆」 女子B「いっ…行こ」 女子達はびっくりして、その場から消えていった。 美鈴「まあり……大丈夫…?」 まあり「……うん…。でも美鈴が柔道習ってるとは思わなかったよ……」 美鈴「昔ね☆今は何もやってないよ☆」 と意地悪な顔で笑った。 まありもつられ笑い出す。
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