第25話

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アパートの中に入った。二人で。 玄関の扉を閉め、まありは後ろから景に抱きしめられた。 まあり「景くん…?」 景「ごめん…、守るって偉そうに言ったのに…結局、俺は何もできなくて…」 景も美鈴と一緒で、自分を責めていた。 まあり「景くん…」 まありは景の方へ体の向きを変え、少し広い胸の中に顔を埋めるように抱きついた。 まあり「景くんが居てくれるだけで嬉しいよ…」 景「まあり……」 いつも大人しいまありが抱きついてる事に、景は少し驚く。 まありが少し顔を離し、自然に景と目が合う。 そのまま二人は引き寄せられる様にキスを交わした。 すぐに唇は離れて景は強くまありを抱きしめる。 景「明日からは俺が守るから…」 まあり「うん…」 また二人はキスを交わす。 さっきのキスより深く、まありの口の中に景の舌が入ってきた。 ビクッとまありの体が飛び跳ねた。 景くんと、こういうキスするの何回かしたけど、慣れない…/// 次第に景の舌はまありの歯をなぞり、舌を絡めてくる。 まあり「…んっ……んっ……あっ…」 景の舌に支配されるまありの体。 何も考えられなくなる……。 やっと景の口が離れ、まありはぐたっと力が抜けた。 景がまありを抱き寄せ、倒れはしなかった。 景「まあり…可愛い!キスだけで、こんなになってどうすんだよ…」 キスだけでって事は……その先もあるって事~?! 景「そんな顔しなくても…;すぐにはしないよ;」 ポンと頭を軽く叩く景。 まあり「うん///あっ!こんなとこじゃ何だから、中入ろう?」 今居る場所が玄関だと気づき、まありは景を中まで通した。
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