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翌日
景とまありは一緒に登校していた。
まあり「よかったの?真ちゃん達の髪の毛縛ってあげなくて」
景「大丈夫だって!早めに起きて、縛ってきたから☆」
まあり「……それなら…いいんだけど……」
まあり達の目の前に、美鈴と渋谷の姿があった。
まあり「美鈴~!」
美鈴「まあり!おはよう!」
まあり「おはよう」
四人で学校に入り、下駄箱の前にまありと美鈴がいた。
まありは、内履きをソッと持ち上げ中を確認する。
また、画鋲が入っていてゴミ箱に捨てた。
まあり「また画鋲入ってたよ~、美鈴?」
美鈴の様子が変だ。
美鈴「……あはは!私は内履きがびしょ濡れだわ~☆」
まあり「えっ?……それって、昨日美鈴が反抗したから……?」
美鈴にまで、こんな事するなんて……。
私のせいだ……。
私なら虐めに慣れてるから、平気だけど……。
美鈴「まあり!大丈夫だよ!そんな気にしないでよ☆」
まあり「でも……」
そこへ景と渋谷がやって来た。
景「どうした?」
まありは景の言葉を無視し、勢い良く走った。
美鈴「まあり!?」
美鈴の呼ぶ声も聞こえたが、まありは足を止めずに走った。
こんな事、もう止めてもらおう……。
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