第26話

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まありは彼女達が居そうな場所を探していた。 自分から彼女達の所へ行くのは初めてだ。 私は……変わった……。 景くんや美鈴や渋谷くんのおかげで変われたんだ……。 もう弱いままの私じゃない………。 まありは前に来た事ある場所の前に居た。 体育倉庫の前だ。 まありはソッと中を覗いた。 居た………! 彼女達はタバコを吸って、だるそうに居た。 ガラガラ まありは扉を開けた。 女子B「あれ~?何しに来たの?」 女子C「ギャハハ!朝からあんたの顔見ると気分悪いんだけど~」 まあり「……あの……美鈴の虐め……止めて下さい……」 一瞬、その場が静まり返った。 女子A「……はぁ?あんた何言ってんの?」 まあり「美鈴の靴に悪戯したの……あなた達でしょ?もう、こんな事止めて……」 女子C「……それが人に頼む態度?それじゃダメね」 女子A「そうそう。土下座でもしてもらおうか?」 土下座……。 それで美鈴の虐めがなくなるなら……。 まありは座り込み、両手を付いた。 まあり「お願いします……美鈴に何もしないで下さい……」
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