第26話

4/10
前へ
/296ページ
次へ
女子B「ギャハハ!マジでしたよ~」 女子A「馬鹿じゃない?」 Aはまありの手を足で踏みつけた。 まあり「……いたっ……!」 女子A「あんたさ~。景くんに全校生徒の前で告白され、友達もできて調子にのってんじゃねぇよ!」 Aの平手がまありの顔を直撃した。 その衝撃で、まありのメガネが落ち、壊れてしまった。 まあり「……っ…!」 Aはまだ、景くんが好きなんだ……。 だから、景くんと私が付き合うのが面白くないんだ……。 急に始まった虐めの意味がわかった…。 女子A「別れてよ!景くんと。あんたとは不釣り合いなんだよ!」 また殴られる……! まありがギュッと目を瞑った。 ガラガラ 扉が開き、入ってきた人は背中に光りを浴び顔がはっきり見えない。 「いい加減にしろ!」 声でわかる……。 まあり「景くん……」 女子A「景くん……何でこの女なの?」 Aが景に詰め寄った。 景「俺は、まありだから好きになったんだ……。お前とは前に別れた。関係ない。これ以上虐めが続くなら…受験生のあんた達が困る事になるよ?いいの?」 景が冷たい目線で、女子達を睨みつけた。 女子A「景くん…。」 Aの顔が真っ青になる。
/296ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1225人が本棚に入れています
本棚に追加