第26話

8/10
前へ
/296ページ
次へ
まあり「……景くん……」 景「……まあり…」 二人はまありのアパートにいた。 景の想いを知り、どちらからではなく不思議と二人はアパートに向かっていた。 二人は手を繋ぎ、キスを交わしていた。 景の事を知り、ますます好きが膨らんでいく。 景「……まあり…、好きだ……」 キスの合間に景の甘い言葉が聞こえる。 まあり「…私も…、好き……好き……」 景の唇は口から下に降りてきた。 ビクッ いくら鈍感なまありでも、この先の事はわかっていたつもりだった。 だが、初めての事で不安と恐怖がまありを襲う。 景「……まあり、やっぱ止めよう☆」 まあり「景くん…?」 景「…俺さ、今まで色んな女と関係持ったけど…。まありは大事にしたいんだ…。大事なまありを壊したくない…」 ギュッと景がまありの手を握り締めた。 まあり「……景くん…、少し怖いけど……けど、大丈夫だよ…?景くんの事、もっと知りたい……」 景はまありの髪の毛を優しく撫でた。 景「……嫌だったら、言って?」 まあり「うん……」 そして、また二人はギュッと手を握り締めた。 景くんと一つになった……。 不思議な気分……。 さっきまでの私とは、少し違う今の私……。
/296ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1225人が本棚に入れています
本棚に追加