第27話

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景「まあり!ハンカチ貸して;忘れてきた」 まあり「はい!」 サンキューと言い、景が手を拭く。 まあり「そだ!景くん、今日は美鈴と帰ってもいい?」 景「え~;なら、俺も行く」 はいっとハンカチを返された。 まあり「ごめん;今日は女の子同士で帰りたいんだ;」 景「……わかった!気をつけて帰れよ!」 クシャクシャと頭を撫でられた。 まあり「うん!ありがとう」 そんな楽しそうなまあり達の姿を見つめる影。まあり達は気づかない。 この時の私は、美鈴と買い物に行ける嬉しさで浮かれていた。 後に、悲惨な出来事が起きるとは思いもしなかった。 .
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