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涙もいつの間にか止まっていて、泣く事さえできない…。
絶望的になっていた。
男「おい!帰るぞ。」
アァ…。
ヤット終ワッタ……。
男達が服を直して帰って行こうとしているのを、まありはボーと眺めていた。
男達が倉庫の扉の前に来た時、扉が開いた。
ガラガラ
現れたのは景だった。
ボロボロのまありを見て、景がぶち切れた。
景「…お前ら……!」
今までに見た事のない顔で、男達に殴り込んだ。
景は一人だというのに、男達を殺す勢いで殴った。
後ろから渋谷と美鈴が入ってきて、景は渋谷に押さえ込まれた。
渋谷「平沢!もう、よせって…」
渋谷達と共に警察の人が入ってきた。
美鈴「まあり!!」
美鈴がまありの側にやって来た。
焦点が合わず、まありの目は虚ろだった。
美鈴が自分の制服をまありにかけた。
美鈴「まあり…!ごめん…!ごめん…!遅くなってごめんね……」
美鈴はボロボロ泣きながら、まありをギュッと抱きしめた。
男達は警察に捕まり、渋谷が対応していた。
景がまありの近くに来る。
景「まあり……」
まありは美鈴の腕の中にいた。
景が手を伸ばし、まありに触れようとした。
まあり「…ゃ……いや……!!」
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