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タクシーはまありのアパートの前に停まった。
渋谷がお金を払い、美鈴がまありをタクシーから出した。
いくら、まありが痩せていても美鈴は重く感じながらも、一生懸命抱きかかえた。
渋谷「俺が運ぶよ…」
タクシーはいつの間にかいなくなっていた。
美鈴「でも……」
渋谷「……いいから、荷物持って…」
美鈴はアパートの階段を見てゾッとした。まありの部屋まで運ぶと思うと…。
渋谷から荷物を受け取ると、まありを渋谷に任せた。
まあり「!……ぃやっ…!はな……してっ……!」
やはり、まありは男に触られるのが怖いみたいだ。
渋谷に抱きかかえられ、腕の中で暴れだした。
まありが暴れる為、渋谷は顔を殴られながらも、落とさないようにしっかりと持ち直した。
美鈴「輔……」
そんな様子を心配そうに美鈴は見ていた。
渋谷「大丈夫だから……、早く部屋に行こう…」
まあり「ぃやっ…!ぃやっ…!やっ―!」
美鈴「う…ん……」
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