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美鈴はまありのアパートの前にいた。
ピンボ~ン
誰も出てくる気配がなく、美鈴はそっとドアノブに触れ回した。
ガチャ
美鈴「まあり~?」
まだ返事がなく、美鈴は勝手に中に入った。
リビングに行き、辺りを見回すがまありの姿が見つからない。
美鈴「まあり~?」
部屋にいるのかと声をかけながら戸を開けた。
まありはベッドで眠っていた。
ホッと胸を撫で下ろす。
美鈴「……寝てたのか……」
美鈴はまありが起きるまで側にいる事にした。
まあり「……ん……」
美鈴「まあり?起きた?」
まあり「美鈴…?」美鈴はそっとまありの頭を撫でた。
美鈴「まあり、大丈夫?」
心配そうにまありの顔を覗き込む。
まあり「……うん。大丈夫だよ」
美鈴「体じゃなくて心は?」
まあり「………」
体はもう怪我はないが、まありは未だに学校に行けないでいた。
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