第28話

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美鈴はまありのアパートの前にいた。 ピンボ~ン 誰も出てくる気配がなく、美鈴はそっとドアノブに触れ回した。 ガチャ 美鈴「まあり~?」 まだ返事がなく、美鈴は勝手に中に入った。 リビングに行き、辺りを見回すがまありの姿が見つからない。 美鈴「まあり~?」 部屋にいるのかと声をかけながら戸を開けた。 まありはベッドで眠っていた。 ホッと胸を撫で下ろす。 美鈴「……寝てたのか……」 美鈴はまありが起きるまで側にいる事にした。 まあり「……ん……」 美鈴「まあり?起きた?」 まあり「美鈴…?」美鈴はそっとまありの頭を撫でた。 美鈴「まあり、大丈夫?」 心配そうにまありの顔を覗き込む。 まあり「……うん。大丈夫だよ」 美鈴「体じゃなくて心は?」 まあり「………」 体はもう怪我はないが、まありは未だに学校に行けないでいた。
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