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まあり「……学校には行けない…。あの…男達の黒幕は…Aだったの…」
まありはベッドに寝ながら、天井を見つめポツリポツリと話し出した。
美鈴「え…?」
まあり「……Aは景くんの事、本気で好きだったんだよ…。それなのに……平然な顔して学校に行けないよ…。」
話してると涙が溢れてきた。
泣き顔を隠すようにまありは腕を目に当てた。
美鈴「……学校に行かない理由はまだあるんじゃない?」
まあり「……ひっく……」
美鈴に核心を突かれまありは嗚咽を出しながら泣き出した。
美鈴「……平沢があれから来ないから、まありは不安なんだよね…?」
あの日、景を拒絶した日から景はまありに逢いに来ない。
まあり「……いいの……景くんに嫌われたんだ……」
美鈴「まあり…」
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