第28話

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何が何だかまありもわからない状態。 いつの間にか手を引っ張られ、走ってる。 わかるのは…… いつも近くで見てきた背中が目の前にあるという事……。 手を引っ張られ、連れて来られたのは通い慣れている図書室。 二人は息を切らし、しばらく整えるのに必死だ。 目が合い、何だか可笑しくなり二人は笑った。 景「……はぁ…はぁ…。まあり…、ごめんな…。ほんとにごめん…」 景がまありを抱き締めた。 まあり「汚いよ…?私……」 景「汚くない……!俺だって、いろんな女を抱いてきたんだ…。俺の方が汚いよ…」 まあり「景くん……」 景「俺、今まで女とゲーム感覚で付き合ってた。ひどい事した。でも、まありとは本気なんだ。力になるって言って、結局はまありを傷つけてしまった。」 景の言葉にまありは涙が溢れてきた。
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