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ビュッ
ヒュッ
ヒュッ
あ。ここだここだ。
私は木製の扉の前で止まる。
…てか音がしなくなったんだけど…
ブンッ ばっしぃっ
『だぁ~~っくっそぉ~~!!』
道場内から奇声…ゴフンっ
雄叫びが聞こえる。(聞こえた)
この声(もといこんな事するの)は鉄だよね…
大方一人で素振りするのに飽きたんだろうな
『あ~っ素振りばっかりじゃ暇だっつの~っ』
…うん。大体間違ってなかった。
私は木製の扉に手をかけ、おもいっきり開ける。
「やぁ少年☆何やら暇そうだねぇ。」
「…へ…?」
わ~鉄の目がぱちくりしてるよ。
「…誰?」
…うん…まずそこからだよねぇ…
でも普通に教えちゃつまんないし…
私は綺麗に並べてあった竹刀を一本手に取る。
「私と勝負だ少年!」
「は…?」
「勝ったら私の名前教えてあげる。」
「え~…」
「おや?それとも女の私に負けるのが怖いわけ?」
「なっ!んな訳あるかっ!」
そぉこなくっちゃ♪
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