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「じゃあね深雪。」
「ちゃんと前見て帰らなきゃ駄目だよ?」
「わかってるって…ιばいばい。」
いつもの帰り道。
いつもの場所で。
いつもと同じ友達。
本当にいつもと同じパターンで友達と別れる。
私の帰り道には桜の木がある。
すごく綺麗な時期がちょうど今。
キラキラと太陽の光を花びらが纏って散る様は本当に綺麗。
………なんだけど………
なんか今日は散る花びらの量が物凄く多いような…?
いつもは視界にちらちらと映る程度なんだけど今は違う。
なんていうか…
全部の木に人が登ってばっさばっさ揺らして散らせてるみたいな?(何それ
…なんか洒落にならないくらい散りだしたよ…?
前が花びらで見えないってどんだけ?
というか埋まるって!
窒息死イヤッ!!(ぇ
花びらに包まれて~なんて幻想的だけどっ(そう?
発見時情けないよっ?!(どっち?
………………馬鹿な事考えてる場合じゃなかったかもしれない…ι
なんかどんどん視界が真っ白になってきた…
花びらでじゃなくて…
なんか体がふわふわしてる…
…そこで私の意識は途絶えた
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