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土方さんと沖田さんをぴりぴりとした気配が包む。
おぉ。さっすが鬼の副長と一番隊隊長だな。
なんて阿呆な事を考えてみたり。
「…お前は一体何者だ?」
一息置いて土方さんは直球で聞いてきた。
まぁそれほどの度胸が無いと鬼の副長なんぞしていられないか。
「何者…っと言われましても…只普通に何事も無く女子高生をしてだらだら生きていたに過ぎない17歳のガキンチョですけど…」
うん。言い過ぎたな。(オィ)
沖田さんが目真ん丸くしてるよ。
土方さんの眉間に皺が増えたよ。
殺されるな。うん。
いやほら。
口は災いの元なんて昔の人はよく言ったもんだ。(呑気だな。)
「…ぷ…くく…っ」
え?笑い声?
あ。沖田さんがお腹抱えて笑ってる。
何に対して笑ってるんだろ?
①私がさらりと言った内容にうけた。
②土方さんの固まりに笑ってる。
③笑い上戸。
さあどれ!!(何)
「…ひ…土方さんに怯えずにさらりと言い切るなんて凄いですね…」
沖田さんは目の端に溜まった涙を拭いつつ言った。
微妙に①だけど隠れ④の図太い神経だったか…(何か違う)
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