第2章

2/10
前へ
/92ページ
次へ
刹那「ふわあ…眠い」 ━━━━…ガラガラ ボーっとしながら 教室のドアを開けると 結貴「あっ…きた」 刹那「ん……?」 そこには包帯ぐるぐる巻きの 奴等が全員座っていた 駿哉「お前…昨日いたよな?」 刹那「ど…どこに?」 やばい…見られてたかな 清隆「俺たちがいた工場」 刹那「や…いないよ」 駿哉「いやっ絶対いた」 やばい…やばい…やばい 絶対にやばいっ!! 蘭「お前等たぶん見間違い」 刹那「っえ?」 駿哉「はあ?お前も見たろ」 こいつ…もしかして 蘭「いや…見てないけど」 駿哉「見間違いかあ…?」 あたしを庇ってる 刹那「そゆ事だから」 あたしは逃げるようにして 教室を出ていった 「ちょっとストップ」 刹那「なっ…なんだよ」 後ろから来たのは 蘭「お礼は?」 さっきあたしを庇った后堂蘭 刹那「別に頼んでないし」 蘭「なら本当の事言っていい」 刹那「いやっ駄目」 何なんだよ…こいつは 蘭「だったら教えてよ」 刹那「な…にをだよ」 蘭「お前がそんなに強いわけ」 言うとこいつにバレる 言わないとみんなにバレる 刹那「あたしん家ってか…あたし族の頭なんだよ」 だったらこいつに言うか 蘭「へぇ…だからねえ」 刹那「誰にも言うなよ」 蘭「へいへーい」 こいつ…本当に平気かよ
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

485人が本棚に入れています
本棚に追加