第2章

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刹那「もっ…最悪だあ」 右を見ても、左を見ても 刹那「どう見ても駄目だろ」 そこらに人がいっぱいいて 踊ったり飲んだり話したり うるさい 清隆「ここは俺等が毎日通ってるクラブだよ」 刹那「まっ毎日!?」 よく来る気になるよな 蘭「今日は俺の奢り」 駿哉「悪いなあ…蘭♪」 …逃げよっか 結貴「逃げたら罰金1万円」 いや、そんな笑顔で言うなよ 刹那「だって…ここうるさい」 基本的騒々しいのは無理 喧嘩の時は盛大にやるのが好きだけどね(笑) 蘭「いいじゃん♪俺の奢り」 刹那「あんたバイトしてんの?」 蘭「ん?してないよ」 刹那「じゃあ…なんで?」 空気が変わった…気がした 蘭「俺の親父が偉い人…だから金がいっぱいあるの」 刹那「………?」 そう言う男は、悲しそうだった 駿哉「ほら刹那っ踊るぞ♪」 刹那「はっえっちょっ」 気を抜いていたらこの様かよ 踊ってる人たちの中心 「駿哉っまた来たのね♪」 「やっぱ駿哉だよな」 周りの人たちの声が聞こえる 駿哉「毎日来てるって言ったろ?その度俺のファンが増える訳」 なに…この自信過剰な奴 刹那「うち踊らないよ」 駿哉「へえ…踊れないんじゃなくて踊らないんだ」 かっちーん 刹那「馬鹿にしてんの?」 もう本当にムカついた 駿哉「なんなら勝負する?」 …………勝負? 刹那「いいよ!!してやるよっ」 清隆「馬鹿だろ…あれ」
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