春に寄す、春を詠う

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詩 『春色歌劇団』       つつぴぃ   つぴぃ、つつつぴぃ   あふれる陽射しの、   その向こう     つぴぃ   つつぴぃ   つつ、つぴぃ   今年もおかえり   つばくらめ     けきょけきょ   ほけきょ、   ほぉほけきょ   今年も始まる   リハァサル     ほぉほぉ、ほけきょ   ほぉほけきょ   うぐいすたちが   競い合う     紋白蝶も   舞い踊り、   蟻ん子たちが   ビス、ビス!ビス!!     ツツジに紫ランに   藤の花   あふれる陽射しに   笑いだす     ここにも   そこにも   あちらにも   春爛漫の   おお舞台     春爛漫に繰り出すは   小鳥や花や虫たちの   それは楽しい   オペレッタ     ここでも   そこでも   あちらでも   満員御礼   オペレッタ     今年も始まる   その舞台     春もたけなわ、   オペレッタ       *ビス(Bis)ラテン語で「繰り返し、アンコール」の意 *オペレッタ…喜歌劇、軽歌劇と訳される、軽い内容の歌劇    image=156618652.jpg
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