10810人が本棚に入れています
本棚に追加
/395ページ
「なら大丈夫だな、僕も」
いや
それはわかんないけどさ
すぐﾋﾞｰﾙがきた
「んじゃ…お疲れさんでした～！」
今日は誰も仕事してないんじゃないか？
ｳﾞｨｳﾞｨｱﾝさんはずっとﾊﾟﾁﾝｺだし
まぁそれでも
『おつかれ～！』」
ｼﾞｮｯｷがぶつかる音が何度か響く
こっち側の3人はｺﾞｸｺﾞｸ飲む
「ﾊｧ～……」
向こう側は
「ﾘｬﾅﾝｼｰ、おかわり」
『はやっ！』
全員でﾊﾓる
酒は私のｶﾞｿﾘﾝよ
当たり前じゃない
わけのわからないことを言う
なにが当たり前なんだ？
ｱｲｼｬﾑはゆっくり飲んでるようだ
ちゃんと自分のﾍﾟｰｽを守ってるのだろう
ﾋﾞｰﾙと睨めっこしてるのが1名
顔から察するに
……苦いのだろう
八房先生
言ってやってくださいよ
「ﾋﾞｰﾙは口で飲むな、喉で飲め」
ﾊﾟｯｸの物真似だ
「あれ、苦くない…飲めます！八房さん！」
ｾﾀﾝﾀは勢い良く飲む
「ｱｲｼｬﾑ、ｾﾀﾝﾀ飲めるの？」
「わかんない、飲んだことないもんね、ｾﾀﾝﾀ」
「ない」
「お前はゆっくり飲め」
と釘を刺す
いまいち酔ったらどうなるか想像できんな
こいつは
「はい、お待たせです！」
二つのお盆を持って頑張ってるﾘｬﾅﾝｼｰさん
頑張り屋さんだな
なんて言ったらいいか
歳上の人なんだけど
……可愛いいと言うか
家庭的な感じ
ｳﾞｨｳﾞｨｱﾝさんとは違うな
「八房君…さっきも食べてなかった？」
ｳﾞｨｳﾞｨｱﾝさんが聞く
「食べたｯｽ、さっきはさっき、今を生きるｯｽよ」
もう酔ったか？
「いつも思うのよねぇ…なんで太らないの？なんかいい方法あんなら教えなさいよ」
最初のコメントを投稿しよう！