ある天使の受難と初夏の夢の始まり

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「装備も吹き飛び……私自身も吹き飛ばされ朦朧としながら辿り着いたのがあの公園だ」 消えた煙草を灰皿に投げ入れた 「………結局我々の攻撃は何一つ効果がなかった……たまたま当たったダメージ2000以外はな……物理攻撃は万能属性だしな」 少しの沈黙 「あの能天使は堕天してなかった……あの状態でも神のために働いてると思ってたのだろうな……自分で裏切ったと思うまでフォールダウンは始まらない」 哀れな 天使の姿が目に浮かぶ 「ここからは私の推測だ」 そう付け加えた
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