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ピピピピピピピ…………
…………ん?
目覚ましが……遠くで鳴ってる
セットした覚えはないけど
腕を伸ばし
起き上がる事なく目覚ましを探すが遠くにあるのかなかなか届かない
何となく体が重いが
ベッドから出て止めようと思い体を起こそうとした
……………が
胸の上に何か………
黒いの乗ってる
暖かい
ちょうどいい重みというか
………………特殊部隊だ
特殊部隊「ゲイボルグ」の猫妖精が
胸の上で丸くなって軽やかな寝息を……
どうやらあの技は直接触れなければ防げるらしい
僕はパックとやらが乗ってる掛け布団の両端を掴み素早く四隅を結び黒猫を閉じ込めた
トロい特殊部隊もいたもんだ
必殺の布団縛りに慌てた特殊部隊は羽毛布団の中でもがいていた
「貴様!!!」
「エナジ~……」
「人間め!!……」
などと聞こえたが
無視して目覚ましを止め急いで着替え部屋を出た
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