第一次接触

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猫は爪を一本立てると 目を閉じ 顔の前で軽く振り 「黙れ‥‥まだだ」 よく喋る生意気な猫だ 「本来人間は一部を除いて我々を知覚してないしできもしない、我々から干渉しない限りな」 猫は再び立ち上がり カーテンの隙間から 外を注意深く眺めた 「今回お前が私を見つけ接触できたのは私が姿を隠す余裕も装備もなかったからだ…瀕死だったと言っていいだろう」 瀕死なはずの猫は 尻尾をピコピコ振りながら冗舌になっている 「あのまま追跡されてたらさすがの私も危険だった……しかし奴も深手を負ってるはずだ……そう簡単には動けん」 ニヤリと笑った ………気がした しかし所詮猫だ 大して怖い顔はできないのだろう 「お前が私に触ったとき民間人であり人間でもあるお前にエナジードレインを使った……まぁ死んだだろうと思って放っておいたのだがな……任務に多少の犠牲は付き物だが………運が良かったな」 サラッと殺されかけてたのか? 猫に殺されるとかねぇよいくらなんでも いや、猫かコレ? 「結局君はなんなんだよ?……どうして僕に着いてくるんだ?何で喋れんだよ?」
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