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~グリーンオアシス軍港~
多くの人だかりができている。
「私を誰だと思っているのだ!早く船に乗せろ!」
各国の視察団は我先に逃げようと必死であった。
「はぁはぁ…」
息を切らし到着したのは、連合首相アスベルト。
「アスベルト首相ここにいましたか。」
アスベルトに声を掛ける軍人。
振り返るアスベルト。
「貴様!!ハイドリヒ!なんて事をしてくれたんだ!!視察団が避難する前に戦闘など仕掛けっておって!!」
ハイドリヒの胸ぐらをつかむアスベルト。
「首相…テロリストを始末して御覧にいれましょう…コロニー事ね…」
ハイドリヒ不適な笑みを浮かべる。
「き…貴様!!」
「これはランドル中将の御命令でもあります…三賢人なんて訳もわからん連中に導かれた日には人類は滅亡ですよ…」
「貴様!!それをどこで!?」
ドス!!
アスベルトの腹部にナイフが突き刺される。
「人類は我等がランドル閣下に先導されてこそ真の平和が訪れます。さようならアスベルト首相…」
「おのれ…ラ…ンドルめ…ぐっ!!」
パタリと倒れるアスベルト。
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