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~日は暮れて夕刻…町外れの古寺~
かつて請負人のアジトであった場所である。
ガラリと戸を開ける豆辺衛。
中にはお七、源太、翔が居た。
「おい?なんだ、この若いのは?」
豆辺衛は尋ねる。
「新しい仲間です。」
お七が答える。
「ケッ公儀の役人なんざ信用できるのかよ!」
翔はツンとした態度をとる。
「ところで、俺に話してのはなんだ?」
「ああそうだったな!まぁこれを見てくれ。」
源太は立ち上がり奥の襖を開ける。
襖を開けると柱に縄で縛られ猿ぐつわをされた男がぐったりとしていた。
「誰だそいつは?」
豆辺衛が尋ねる。
煙管に火を着け煙をフーッと吐き出す源太。
「大悪党黒鬼の頭、夜兵次さ。」
ニヤリと笑う源太
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