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「虍太郎~お前もお好み焼き食いに行こうぜ!」
純平が虍太郎の肩に腕を回しながら言う
がたいのいい虍太郎は純平を回し投げする格好をして
「本当は俺なんかいれないで美月ちゃんと二人で行きたいんだろ?」
と少しニヤニヤしながら言う
純平は投げられないように「そんなんじゃないよ!」
体制を崩した虍太郎が転び起き上がりながら
「わかんねぇなぁ~
俺だったらあんな可愛い子が自分と一緒にいてくれたらそれだけで幸せで舞い上がっちゃうよ!」
と言う
純平が少し微笑んで
「幸せで舞い上がっちゃうからそれ以上、前に進めないんだよ…」
虍太郎はモテる純平でも好きな子を目の前にするとそうなるのかと思うと、すごく親近感を覚えた
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