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うわゎぁ~~~。
ドサッ。
またタイチは地面に叩きつけられた。
「いてってってって。毎回こんなんだったら、体が壊れちゃうよ。」
とタイチは一人ごとをしながら周りを見渡す。
「今回はどんな場所だ。なんだこの村は。」
とタイチがゆう。
周りは焼け焦げた家が並びもうぼろぼろで人もいないような村があった。
するとタイチの目の前に小さな少女が現れて、
「お兄ちゃんは誰。この村の人じゃないでしょ。」
と聞いてきた。
タイチは逆に聞きたいことがあったが、幼い子に聞いてもしょうがないと思い
「俺はタイチ。この村の人じゃないよ」
と答えた。
少女は
「そうなんだ。タイチお兄ちゃんって言うんだ。私はカンナ。よろしくね。」
と言い、また聞きたかった村の話を聞いてもいないのにカンナは話始めた。
「この村はね。直しても直してもすごーい大きな怪物に、壊されちゃうの。よく分からないんだけどね。こないだまた直し終ったときに怪物がやって来て、壊されちゃったの。その時、私のお母さんとお父さんも怪物に殺られちゃった。だから私一人ぼっちなんだよ。」
と寂しそうに話していた。
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