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タイチは手渡された真光剣を手にすると、そこにあった岩に向かって真光剣を降り下ろした。
すると岩は見事に真っ二つに分かれ崩れた。
タイチは
「これは凄い、ありがとカンナ。きっと君のお父さんとお母さんの敵はとってくるから」
と言って洞窟の中に入っていく。
カンナはそれを見送り、小さく
「さようなら…。」
といった。
タイチは洞窟に入ると周りが真っ暗で何も見えなくなっていく。
「なんだここは、全く見えないじゃあないか」
とまた一人ごとをぼやく。
するとタイチの位置を確認したのか、前から火の玉何個も飛んできた。
タイチは、例の力を使いそれを斬りさく。
そして飛んできた方へ向かっていく。
「クソー、きりがねー、何て数だ。」
と言いながら火の玉を斬り払い、前に進み続ける。
進み続けていると急に火の玉が止み、フッと周りが灯りがついた。
するとそこには大きな過ぎる黒光りするドラゴンと黒いマントをまとった少年がいた。
少年は、タイチに向かって、
「白井。なぜ、お前は俺の邪魔をする。」
タイチがよく見るとその少年は黒田だった。
タイチは
「なんのことだ。俺はなんもしていない。」
といった。
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