破壊の鍵

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「そのあとは施設に入れられて、人とかかわるのをやめた。あの2つの事件で俺は、光を消し黒に染まった。だが、一つだけ得たものがあった。 それは先読みする力、今では<答えを出す者>(アンサートーカー)と呼ばれているらしい。俺はそれを使い相当未来まで先読みすることに成功した。そしてその未来の技術を手にする事にも成功した。 それは魔法とよぶ技術だ。だから俺は鍵の世界では魔導師と呼ばれているらしい」 と黒田の過去の話は終わった。 タイチは 「お前にそんな悲しい過去があったのかー。しかも俺と同じ<答えを出す者>だったのかー、これで今までの謎が解けた。」 と言うと黒田は 「お前に何が解る。俺の苦しみも解るわけないんだ。お前も<答えを出す者>だー一緒にするな、半人前のお前が」 と言うと黒田は黒光りするドラゴンを魔術で操りタイチに攻撃してきた。 降り下ろされるドラゴンの爪をタイチは受け止め 「やめろ、俺はお前とは戦いたくない。」 と言うと黒田は 「それはどうかな。 あの村をドラゴンを操って襲わせたのが俺でもそんなことが言えるか。」 といった。
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