5人が本棚に入れています
本棚に追加
タイチは
「黒田、お前の好きにはさせない」
と言って、ドラゴンに飛び掛かる。
黒田はドラゴンを操り続け、
「豪火球」
と唱える。ドラゴンの豪火球をタイチは切り裂き、ドラゴンの喉に真光剣を突き刺した。
――ゴォーゴォー…―
と吠えたあと、息がとまり消えていった。
そして新しい鍵が落ちていた。
それをタイチは拾い上げた。
黒田は
「クソッ、今回だけはお前の勝ちだ。またどこかの部屋で会おう」
と言うと、また黒田は鍵で光出し、消えていった。
タイチは
「待てー、黒田…。また行ってしまったか。」
といって鍵を持ったまま洞窟の外に出る。
洞窟外には、カンナが待っていた。
カンナはタイチの顔を見ると、泣き始めてながらも、
「お兄ちゃんだよね…。生きて帰ってこれたんだね。」
と言って、タイチに抱きついた。
タイチは
「カンナどうした。お兄ちゃんは、怪物を倒して来たんだよ。だから泣くなよ。」
と言ってカンナを泣き止ませた。
それからタイチは
「カンナ、俺は行かないといけないんだ。もう村を壊す奴はいないんだ。だからもうさよさらだ」
と言ってカンナを離れ<闇の鍵>をひねった。
カンナは
「お兄ちゃん~…」
と言った。
最初のコメントを投稿しよう!