闇の鍵

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カンナの前からタイチは光の中に消えていった。 そしてまたあの瞬間が ―――ワァー---――― ドンッ 「イッテッテッテ、またいつものだよ。次はちゃんと着地しょ。」 「今度は、何処だ。鍵には<闇の鍵>って書いてあったしな~」 とブツブツとタイチはまた一人ごとをいっていた。 周りを見ると何処にも光が見えず、目の前には、大きくそびえ立つ門があった。その奥には、大きな真っ黒な城がたっていた。 それを眺めていると 何処からともなく謎の声が聞こえてくる。 「タイチ。とうとうあのドラゴンまで倒したか…」 といった。 タイチは 「またその声か、まだ俺の前には、現れないのか。」 と諦め混じりに聞いた。 謎の声は、 「まだだな、でもお前は随分成長したな。鍵の世界に来る前は、他の人の事などどうでも良いと思うような奴だったのが、ドラゴンとの戦いはカンナのために戦っていた。」 と言った。 タイチは 「お前みてたのか、もうちょっとで殺られるところだったんだぞ」 と言った。 謎の声は 「見てたも何も、前にも言ったように私お前の中にいるんだ。だから何でも知っている」 と言った。
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