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日がたち期末テストの時期になった。
タイチはそれまで黒田のことが気になり他の奴らに何を言われようとも学校に通い始めていた。黒田も相変わらず無口なまま学校にはちゃんと来ていた。
タイチは例の力を使い全教科100点。
そんなに驚くことではない。タイチは中学に入ってから100点が以外とったことが無かった。
しかし、タイチの他にも全教科100点がいた。
それは黒田だった。タイチは思いかいしてみた。テスト中、黒田のが手が光っていて、気付けば黒田は5分で眠りについてた。
あの時は、光のことなど気にもせず、やる気のない奴と思っていた。
だが黒田が100点を全教科とった今だから謎が多くなり、あの光のことも気になる。
ますますタイチは黒田に興味がわいた。
しかし人を信じれなくなっていたタイチにとって話しかけることは簡単なことではなく、結局話しかけることが出来なかった。
それから一週間が経ち、放課後。
帰り道タイチは、黒田をつけることにした。
黒田はだれもいない廃墟のほうへ向かっている。
黒田が廃墟のドアに手をかけるとテストの時に見た光と同じ光、いやそれ以上のの輝きを放ち、そして光の中に消えていった。
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