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次の日
昨日のことはなんだったんだろうと思いながらも、黒田の事が気になり、学校へいった。
だが一度も休んだことが無かった黒田は、隣の席にいなかった。
ホームルームが始まり、黒田の休みを聞かされた。
タイチにとって黒田のいない学校にはいる意味がなくなっていた。
それより、昨日の廃墟が気になり、タイチは早退をし、あの廃墟に走り出していた。
廃墟が目の前につくと何処からともなく、心の奥に響くように誰かの声が聞こえた。
「…タイチ、お前なぜここへ来た。」
タイチは、(えっ、何で俺の名前を)と思いながらも、とりあえず本当の事を恐る恐る言い返した。
「俺は…俺は…黒田、黒田 光を探しに…来たんだ…」
謎の声は、
「そうか、あの小僧にようがあるのか。」
という。
タイチは
「黒田は、今何処に、いるんだ。」
と冷静になってきいた。
謎の声は
「黒田が何処にいるかは知っている。」
という。
タイチは謎の声に
「なら何処にいるのか教えてくれ。。」
と聞くと、
謎の声はクックックッ笑みをこぼした。
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