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With closedown…
さらさらと
まるで指の間から
流れ落ちる砂のように
失ったものがある
それはもう二度と
手には入らないであろうもの
喪失感に苛まれながら
ふとポケットに手を入れてみた
その中にほんの僅かな
砂の一部を見つけた
風に流され紛れたのだろうか
零れないように
小さなガラスの瓶に詰めて
明るい日差しのさす出窓に
そっと置いてみた
それはキラキラと僅かに輝いて
眩しかった時間たちを思い出させた
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