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貴方は私の悲しみも苦しみも辛さも分かってくれた
私が必死で隠してきた憎しみや涙や絶望ですらも受け入れてそばにいてくれた
闇に怯えながらもすべてを隠す陰とぬくもりに包まれていたわたしを貴方は引っ張り上げて眩い光へ連れ出した
この世界は絶望に満ちているけれど、確かにうつくしいのだと
蒼く深く広い空の下で抱きしめてくれた
どうしてと問うても貴方は慈悲深い母のように、力強い父のように笑うだけ
この世界で信じようとした瞬間裏切らてきた私が唯一信じてもいいのは
ほかの誰でもない貴方だけ
笑って欲しいと言ってくれた
誰も私の代わりなどいないと言ってくれた
辛くて負けそうな時にそばにいてくれた
苦しくてどうしようもなくて貴方を捨てようとした私に手を伸ばし続けてくれた
他の誰でもない私が必要だと笑って、頭を撫でてくれた
愛情など知らなかった私に、
感情などいらないと怯え、震えながら拒絶した私に
愛してるよ
言って
抱きしめて
そばにいてくれた
貴方だけが
この世界で唯一の真実
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