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慎は自宅に入り、胴着に着替えた。
その足で道場へ行くと、亜澄は慎を見てニコッとした。
二人は位置につき、勝負を始めた。
亜澄『はっ!!』
亜澄の回し蹴りを難無くかわす慎。
しかし、慎の頭は、不思議とレミの事を考えていた。
‘あの教師、ビリヤードが上手いのか?’
‘普段着はポッチャリしている体型の割に、カッコイイ女の服を着ていた。’
‘…あの男とは…どういう関係なんだ?’
亜澄『うぉぉぉぉ!!』
 ̄シュッ ̄
 ̄  ̄
慎『!?っっ!』
亜澄の動きが止まった。
亜澄『今日は止めよ。お兄ちゃん、気持ちがココにないからおもしろくない。』
そう言って道場を出ていった。
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