THE☆地味教師～②～

あんた…！？

気持ちがココにない…だと？

俺は今…

あの女教師の事を考えていた…。

道場に残された慎を見て、ため息混じりに潤子が話し掛けてきた。

潤子『慎、お前は本当の敵が来てもあんな試合するのか？
亜澄は動きを止めたが、敵は容赦ないんだぞ？
何を考えていたのか…』

慎『わかってるから何も言わないでくれ。』

その言葉を聞き、潤子は道場を去った。

慎は、あの教師の事が気になって仕方なかった。

＿ガタン＿

そこに来たのは陸だった。

陸『慎、なんかあったのか？』

慎は陸に、これまでの出来事を話した。

陸『そうか。気になるか……ﾆﾔﾘ』

陸が意味深な言葉を返すと『わかるまで時間がかかるだろう。』と言った。