変わり始めた日々

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慎『じいさん、おはよ。今日も荒流に行くのか?』 大和『そうだ。日課だからな(笑)』 二人はいつも、こんな話しをしている。 慎は時計を見ると、『あ』と言い残し、学校へと向かった。 潤子『昨日から様子が変なんだ。…陸、何が知らないか?』 陸は新聞を読みながら、潤子に目を向けずに『しらない』と答えた。 それを見ていた大和はニヤニヤしながら自室に戻っていく。 陸『さて、今日は慶十が挨拶をしに来るんだったな。』 潤子『そうだね。襲名して、正式な組長になったらしいな。祝ってやろうじゃないか!』 そんな話しを知らずに慎は学校に着き教室に入った。 すると、教室には一人しかおらず、窓から差し込む光がその女性を照らしていた。 慎『あ…』
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