変わり始めた日々

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そこにいたのは教室にある花瓶の水を取り替えていたレミだった。 レミ『あら?片平君、早いわね。』 ニッコリ微笑むレミの顔はやけに純粋な笑顔に感じた。 慎『あぁ。まだ誰も来てねぇんだな。』 レミ『そうね。あと20分くらいしないと来ないわよ。 それより…』 レミは表情を変え、真顔になった。 レミ『あの日…助けてくれてありがとう…本当助かった。』 慎『別に…。なんであんな所にいたんだよ。 しかも、あんな人相の悪い男と一緒に…危ないって思わないのかよ!』 慎は一気に溜まっていた言葉を爆発させた。 レミ『…………か…ら……』 慎『え?何?』 レミ『俺と勝負して勝ったら別れてやるって言われたから…。』
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