変わり始めた日々

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右京『慎?』 いきなり覗き込む右京に舌打ちをし、慎はふて腐れて椅子に座った。 そんな慎を陸は静かに見守っていた。 慎…お前は感情を表に出す事が不器用なんだよな。 俺みたいに『俺の女になれ』なんて…口が裂けても言えない性格だもんな。 頑張れよ。自分の気持ちに気付いたら…何かが変わるかもしれないぞ? そんな陸の想いも超鈍感なレミに砕かれるのであった。 レミは大翔に『お人形さんみたい!』と、かなりいじっている。 そんな二人を見て、慎はそっぽを向いてしまった。 潤子『慎!なんかあったか?』 狭い椅子に体育座りをして背を向けた慎に潤子が歩み寄ろうとしたが、陸に『ゲームを始めよう』と阻止された。 右京はおもちゃにされている大翔を引っ張ってゲームを始めた。 レミ『片平君?私達もゲームしよっか?』
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