王子様?片平様?

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保健室に向かった慎は先生を探したがいなかった為、レミを椅子に座らせて自分も椅子に座った。 レミ『ありがとう…また助けてもらったね。』 慎『…』 レミ『片平君は怪我してない?』 慎『大丈夫…』 レミ『重かったでしょ?ごめんね。』 慎『…柔らかかった…』 ‘柔らかかった’を言い終わると、顔を真っ赤にしながら、その顔を隠す様に手で覆った。 レミ『どうして…あんなに強いの?』 慎『…両親が教えてくれたから。』 レミ『へぇ~あ、そろそろ会議の時間だから私は行くね。本当ありがとう!』 そう言ってレミは保健室から出た。 しばらく一人で椅子に座っていたが、朝から疲れたと、ベッドで横になった。 ふ~疲れた。 …でも、どうしてあんな人数に一人で立ち向かったんだ? ただの世間知らずか…
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