慎VS右京

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陸『なぁ、慎達はどこにいるんだ?』 周りをキョロキョロ見渡す潤子の頭をガシッと押さえ、陸は『今日の潤子にグッとくる』と言うと、潤子は出されたグラスばかりを見つめていた。 挙動不振な動きをする潤子を止めようという作戦は成功した。 しかし…慎は一体… そこへ、いかにも不良といった男性二人が陸達の所へ来た。 二人とも20代前半くらいだろう。 『お前らもか。ちょっと来い。』 陸と潤子は『バレた』と思いながら静かに男性の後をついていった。 着いた先は窓もないコンクリートむき出しの小さな部屋だった。 裸電球が怪しく光る中、陸が探していた二人が座っていた。
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